高知県内の優れた地場産品や活動を表彰する「県地場産業大賞」の表彰式が行われ、今年は宇宙と深海を旅した酵母を使った日本酒製造の取り組みが大賞に選ばれました。
「県地場産業大賞」は県内で作られた地場産品や地場産業の振興に貢献した活動などを表彰するもので、今年度は合わせて65件の応募がありました。
大賞を受賞したのは県酒造組合の宇宙深海酒の取り組みです。この取り組みは宇宙と深海という2つの厳しい環境を生き抜いた酵母を使って日本酒を作るというものでおととし、製品化に成功。国内外で土佐酒のイメージアップに貢献し、今後もさらなる地産地消・外商の強化が期待できる点などが評価されたということです。
(県酒造組合 竹村昭彦 理事長)
「3億分の1の確率を生き抜いた酵母(を使ったのが)宇宙深海酒。非常にロマンがあるというか面白いというか高知県人らしいというかばかばかしいことにチャレンジして商品化したそれが地場産業大賞をいただいて本当にうれしい」
このほか高校生を対象にした「次世代賞」には高知商業高校、幡多農業高校山田高校の3校の活動が選ばれています。