世界各国の劇場で活躍するベルギーのダンスカンパニーの舞台が、今週末、高知で上演されます。公演に先立ち、メンバーが市民にダンスを指導するワークショップが行われました。
公演を行うのはベルギーのダンスカンパニー「ピーピング・トム」です。高い身体能力を生かしたダンステクニックと独創的なスタイルで世界各国で人気を博していて、6年ぶりの日本ツアーの中で今月18日に高知公演が行われます。メンバーは、公演の開催地でダンスを指導するワークショップを開いていて、15日は17人が参加しました。講師は、メンバーのひとりブランドン・ラガルトさん。ベルギー出身のダンサーです。

「特定の身体の部位から動き出す」「音が聞こえた時だけ動ける」など、指導方法はユニークです。
(ブランドン・ラガルトさん)
「集中して耳を澄ませると、自分の心臓の鼓動が聞こえてくるかもしれない。しかし、本当に物音が聞こえた時だけ動ける」
決まった動きはなくダンサーの「感性」が全て。まさに“独創的”な「ピーピング・トム」のダンスに参加者は魅了されていました。

(参加者)
「すごく楽しい。体に集中できて『自分ってこんな動きができるんだな』という新しい発見がありました」
「ピーピング・トム」の舞台「マザー」は、今月18日に県立美術館で上演されます。