春のセンバツ高校野球の選考委員会が開かれました。記念大会で四国の出場枠が増えた今年、県勢では高知の2年連続20回目のセンバツ出場が決まりました。

センバツ高校野球には例年、四国地区から2校が出場できますが、今年は95回の記念大会で出場枠が1枠増え、四国からは「3校」出場できます。27日大阪で選考委員会が開かれ、例年より4校多い36の出場校が正式に決まりました。

(選考委員会)
「四国地区1校目は英明高校、2校目は高松商業高校、3校目は高知高校を選出」

2年連続20回目のセンバツ出場が決まった高知。今年は主催者から校長への電話連絡が行われず、出場校が発表された後、濵口佳久監督らが学校で取材に応じました。

(濵口佳久 監督)
「子どもたちが一戦一戦がんばってくれてこういううれしい便りが届いて本当にうれしいし、また四国の代表としてがんばらないといけないっていうのが今、率直な気持ちです」

県大会2位の高知は、去年秋の四国大会・準決勝で優勝した香川の英明に敗れベスト4に終わりました。同じくベスト4に終わった徳島の1位校・鳴門も候補に挙がっていましたが、高知は「四国大会準決勝において優勝した英明に対し9回に一打同点まで追い詰める接戦を演じた点」が評価され、2年連続20回目の出場が決まりました。

吉報はグラウンドで待つ野球部員のもとに届けられました。

「皆さん大変おめでとうございます。先のセンバツ選考において私たち高知高校が選ばれました。おめでとう」

2年生が修学旅行中でグラウンドには1年生部員しかいませんでしたが、部員たちは喜びを噛み締めていました。

(平 悠真 選手)
「これからピッチャーの軸としてがんばっていかないといけないと思っているので三振を取りにいくピッチングをしてチームを勝たせるピッチングをしたい。」

95回の記念大会となる今年のセンバツ高校野球、組み合わせ抽選会は3月10日(金)に行われ、大会は3月18日(土)から甲子園球場で行われます。