旬を迎えている高知県安芸市入河内(にゅうがうち)地区の伝統野菜「入河内大根(にゅうがうちだいこん)」を、生産者が量販店の店頭で直接販売しました。

「入河内大根」は安芸市入河内地区に古くから伝わる伝統野菜で、鮮やかな赤紫色と大きさが特徴です。一般的な大根のおよそ3倍の大きさで、大きいものは重さが5キロほどあるといいますが、見た目の大きさに反し繊維のきめが細かく、辛みは少ないといいます。26日は旬の入河内大根を大勢の人に味わってもらおうと、高知市のコープかもべとコープよしだで販売会が開かれ、コープかもべでは生産者の有澤俊明(ありさわ・としあき)さんが店頭に立ちました。寒波の影響で買い物客は少なかったものの、多くの人が足を止め、有澤さんが直接食べ方などを説明していました。

(生産者 有澤俊明さん)
「代々大事に育てられてきた大根ですので、わが子のように種を保存し継承している。そうした風土も一緒に味わいながら食べていただけたら。(Q.おすすめの調理法は?)一番好きなのは天ぷら、からあげ、油を使った料理が好きです」

揚げ物のほかに梨のような甘みが楽しめるサラダや、煮くずれしにくいことから煮物にも向いているといい、様々な食べ方で楽しめます。入河内大根は安芸市をはじめ県内の直販所や量販店で、来月中旬まで販売されるということです。