高知県四万十市の園児たちがアユのつかみ取りを体験しました。この日を楽しみにしていたという園児たちは大はしゃぎでした。

四万十市の認定こども園「中村幼稚園」のプールに放されたのは、養殖で育てられた20センチほどのアユです。アユのつかみ取りは子どもたちに生きた魚に触れてもらい、川の環境や生き物に関心を持ってもらおうと四万十川中央漁協が毎年、行っています。プールを泳ぐおよそ700匹のアユをつかみ取ろうと、園児たちは3つのクラスに分かれ、水しぶきをあげながら元気いっぱいに手を伸ばします。

「なんかヌルヌルした。包丁で切って焼いてたべる」

プールサイドからの指示を受け、次々にアユを捕まえていきます。

「楽しかった。つかまえるが。端っこに追いかけて捕まえる」

(男の子の母親)
「今日は、アユの塩焼きにしようと決めています」

捕まえたアユはクーラーボックスに入れるなどして持ち帰り、家庭で味わうということです。