全国に伝わる、海に関わる民話を次世代に繋いでいこうと、民話のアニメ化に取り組んできた団体が東京で上映会を開きました。高知からは須崎市に伝わる民話がアニメ化されています。
「海ノ民話のまちプロジェクト」は日本財団の海と日本プロジェクトの一環です。2018年から全国の民話をアニメ化していて、民話に込められた「思い」や「警鐘」、「教訓」などを次世代に繋いでいこうという取り組みです。これまでに42作品がアニメ化されていて、高知からは「江戸時代に津波で流された神輿が人々の思いと協力によって元に戻ってきた」という、須崎市に伝わる、「八幡宮の神輿」が採用されています。22日は東京で上映会が開かれ親子連れなどが招待されました。上映やトークショーでは、民話には、災害の教訓や海の資源の保護など様々なメッセージが込められていることが紹介されました。
(日本財団 海野光行 常務)
「アニメーションにしたことでお子さんは当然ながらお年寄りまで楽しく見られる民話に仕上がっている。ぜひ一度ご覧になって面白いと思っていただけたら周りの方々にも教えてもらえるとありがたい」
日本財団は今後、海の民話のアニメを活用して地域を活性化するためのネットワークを全国に広げていく方針です。
須崎市に伝わる民話「八幡宮の神輿」のアニメは今後、須崎市でお披露目イベントが開かれる予定です。