少雨の影響で、四国の水がめ=早明浦(さめうら)ダムでは水位が下がり、湖の底にある旧大川村役場の庁舎が姿を現しています。下流の香川・徳島では取水制限が強化されたほか、地元住民にも影響が生じています。

(坂根優菜記者)
「こちらのダムでは、建物が姿を現しています。普段なら沈んで見えない大川村役場の旧庁舎ですが、水位が下がり、水不足に陥っていることがうかがえます」

少雨の影響で、早明浦ダムの貯水率は、20日午後5時時点で33.5%にまで低下し、平年のおよそ80%を大きく下回っています。

地元住民によりますと、ダムでは水位が低下したことで、“渇水の象徴”=ダム湖の旧大川村役場が1週間ほど前から見え始めたということです。

「吉野川水系水利用連絡協議会」は、19日から、下流にある池田ダムから香川と徳島への水の供給量を減らす、第3次取水制限を行っています。

ただ、地元住民にも影響が生じているということです。

(地元・大川村の住民)
「住民が沢の水を使っているので、沢の水自体も減っていて、お風呂の水を減らすなど、利用する水を減らしている」

高知地方気象台によりますと、8月のダム付近の降水量は、平年の20%ほどにまで少なくなっていて、「今後1週間もまとまった雨が見込めず、すぐにダムの水量は回復しないだろう」としています。