関西を拠点とする名門の管弦楽団が高知県佐川町の小学校でコンサートを行いました。子どもたちは、プロによる迫力ある生演奏に触れ、華やかな楽器の音色と演奏家たちの情熱を肌で学びました。

力強く、そして雄大なハーモニーが体育館いっぱいに響き渡ります。演奏を披露しているのは、今年で創立56年目を迎える、関西を中心に活動する「関西フィルハーモニー管弦楽団」です。
楽団では、国の文化事業の一環で全国の小中学校などを対象に演奏会を実施していて、4日は楽団員62人が、ヴァイオリンなどの弦楽器や、フルートなどの木管楽器などおよそ20種類の楽器を使って、華やかな音色を奏でました。
今回のコンサートには、佐川町内にある小学校4校と保育園の子どもたちをはじめ、その保護者や地域の人など、400人以上が集まりました。演奏の前後に行われた「学びのパート」では、楽器の大きさによって音の高さや響きが変わることなどを学習。子どもたちは、実際に目の前で繰り広げられる繊細な音の響きを、耳を澄ませて確かめていました。

また、4日の演奏には、高知県出身の楽団員も参加していました。
(打楽器担当 西谷夏さん)
「みんな音楽を聞く機会がない子どもたちが高知は多いと思うので、生の演奏を近くで聞けることは、みんなもうれしいと思いますし、私たちもうれしく思う。大人になった時に少しでも思い出して、『あの時楽しかったな』とコンサート会場に足を運んでくれたらうれしい」

さらに、自分の身体を楽器に見立ててリズムを刻み音を奏でる、「ボディパーカッション」にも子どもたちが挑戦しました。美しい楽器の音色と、床が震えるほど揃った子どもたちの音が重なり合い、会場全体がひとつになりました。
(佐川小6年)
「すごく迫力があって、シンバルとか音が響いていてすごかった」
「すごく感動して、一生聞いていられるくらいすごかった。あとで(友達と)一緒に語り合おうと思う、『自分たちもこんな風になりたいね』って」
オーケストラが奏でた豊かな音色は、子どもたちの未来へと繋がる、新しい学びの1ページとなったようです。











