高知県土佐清水市が発注した公共工事をめぐる談合事件の裁判で、事件に関与したとされる業者の男らにそれぞれ懲役1年2カ月と、1年6か月が求刑されました。

起訴内容によりますと、会社役員の榮勇男被告と元会社役員の小野和幸被告は、2025年に行われた土佐清水市の公共工事の入札で、前市長の程岡庸被告や元市議の永野裕夫被告と共謀し最低制限価格を教えてもらい、その価格に近い金額で落札して入札を妨害した罪に問われています。

22日の裁判で、榮被告は当時の心境について「小野被告の会社のためになるならという安易な気持ちだった」と話し、小野被告は「トップからの情報だと表に出ないと思った」などと述べました。

検察官は「入札制度全体の信頼を損ね結果は重大だ」として、榮被告に懲役1年2か月を、小野被告に懲役1年6か月を求刑しました。

一方、榮被告の弁護人は、「小野被告の会社の利益のために犯行に及んだ」などとして、小野被告の弁護人も「共犯者の間で小野被告の役割の程度は大きくない」などとして、ともに執行猶予付きの判決を求めました。判決は6月10日に言い渡される予定です。