小学校の特別支援学級か、特別支援学校か…進路で葛藤

両親の選択は、地元の小学校の「特別支援学級」か、「特別支援学校」に通うのかの2つでした。

地元の小学校の「特別支援学級」に通った場合、障がいがある子どもたちだけでなく、より多くの子どもたちと触れ合う機会があります。一方で「特別支援学校」に通った場合は、環境やサポート体制は整っていますが、障がいがある子どもたち以外のコミュニティとは接する機会は限られてしまいます。

進路選択をめぐって、両親は葛藤を繰り返しました。

▼父・孝幸さん
「蒼はこれまで保育園に行って、たくさん友達に囲まれた環境にいたので、特別支援学校に行くと、そうした健常な子と一緒にいられる空間がなくなる。そこが、かなり…『安心できる環境』をとるか『社会での生活』を選ぶのか、っていうところでかなり悩んだ」

悩んだ末、出した結論は、バリアフリー環境や教職員の支援体制が整った「特別支援学校」でした。

▼母・夏帆さん
「蒼は1人で生きていくことが難しいので、『周りに助けてくれる人がいるから生きていける』ことを受け入れなければならないと思う。自分がもし体が動かなくなった時に『周りの全員を受け入れられるか』となったら、難しいんじゃないかと思うけど、彼はそれを『受け入れること』が1つの『自立につながる』と思う」

こうして新たな進路が決まった、2026年の春。3月21日に、蒼くんは、通っていた一宮保育園での卒園式を迎えました。

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