高知県土佐清水市の観光のシンボル、「足摺海底館」が、5月1日から当面の間、「一時休館」することになりました。営業の再開は「未定」だということです。背景にあるのは、「施設の老朽化」と、先日決定した「大河ドラマ」の放送に向けた来館者の「安全確保」です。

足摺海底館を運営する県観光開発公社は、17日、「5月1日から当面の間、足摺海底館の営業を停止し、一時休業する」と発表しました。理由は、「老朽化」と「大河ドラマの放送決定」です。

「足摺海底館」は、1972年の開館以降、50年以上にわたって土佐清水市の観光のシンボルとして親しまれ、2022年には国の「登録有形文化財」にもなっていますが、開館から半世紀以上が経ち、「老朽化」が大きな課題となっていました。

こうした中、2025年6月には、海の中にいたウニが海中展望塔の壁に穴をあけて本館が浸水し、1か月半にわたって休館する事態も発生していました。

その後、穴は修繕され営業が続けられていましたが、県観光開発公社によりますと、現在は岸から施設へと続く「連絡橋」の老朽化が進行しているということです。このため、職員が目視で点検するなど安全確認をしながら営業されていますが、4月9日、土佐清水市出身のジョン万次郎が主人公の大河ドラマが2028年1月から放送されることが決まり、大勢の観光客が施設に訪れるのを前に「一時休館」を決めたということです。

▼県観光開発公社 二宮眞弓 社長
「大勢(の観光客)を『どのように誘導して安全を確保していくか』を考えたときに、最終的に安全を第一にした場合は『GWにはお客様を入れない方がいいんじゃないか』という、とても残念ですけどそういう判断に至ったものです」  

「一時休館」は5月1日からで、営業再開の時期は未定です。ゴールデンウイーク中に「一時休館」することになりましたが、県観光開発公社は、「この機会に、連絡橋や本館の安全性を改めて精査する。急な知らせでご迷惑をおかけするがご理解いただきたい」としています。