地元の高校生が設計から建築まで手がけた休憩所「東屋(あずまや)」が高知市の公園に完成し、24日、落成式が開かれました。誰もがリラックスできる空間になっています。

新たに東屋が完成したのは、高知市長浜の高知市清掃工場と「HAPPY BASE ヨネッツこうち」に隣接する公園「エコ・パーク宇賀(うか)」です。

この東屋は、利用者から雨風をしのげる場所を求める声があったことから、市が2024年に学校へ建築を依頼し、去年卒業した高知工業高校建築科の3年生(当時)が設計しました。そして、その思いを受け継ぐ形で、当時2年生だった生徒たちが去年5月ごろから工事を始め、建設が進められてきました。

そして東屋が完成し、24日の落成式では、高知市の桑名市長から生徒代表の廣松里矩さんに感謝状が贈られました。

生徒たちが建てた東屋、こだわりは「壁の色」です。訪れる人たちに気持ちよく使ってもらおうと、ムラをなくすために、3回ほど重ね塗りをしたといいます。

また、東屋はバリアフリー仕様で、車いすの人でも使うことができます。さらに、柱と屋根だけの一般的な東屋とは違い、外壁を一部に設けることで、建物の内部にいるような感覚と開放感を同時に味わえます。

▼高知工業高校 建築科 3年 廣松里矩さん
「夏場の暑さとかでけっこう苦労してきて、辛いときもあったんですけど、それを乗り越えて完成までいけたのでうれしいです。気軽に来てもらって、丁寧に使ってくれたらと思います」

今回、工事に携わった生徒たちの多くは、高知県内の建築会社への就職が決まっているといい、生徒たちは「今回の経験を将来に生かしたい」と話していました。