「いるもの」と思っていたヤスデが…
マクラギヤスデを高知県で発見したのは、高知大学農林資源科学部3年の保田航平さん。大学では主にヤスデの研究をしています。
保田さんが初めてマクラギヤスデを見つけたのは2024年11月の夜のこと。
香美市の山道で石や倒木をひっくり返して生き物を探していたところ、石の裏にいたメスのマクラギヤスデ1匹を見つけたということです。
しかし、「高知県でマクラギヤスデの記録がない」ということを知らなかった保田さんは採取せず、写真だけ撮って帰り、2日ほど後に記録がないことを知ったということです。

◆高知大学 保田航平さん
「その時は高知県で記録がないことを知らなかったので、知人に聞いたり分布記録を調べたりして、論文を書こうと思いました。“いるもの”だと思っていたので、『記録がないようなもの』『絶対に採らないといけないもの』という認識はなかったですね」













