「医療的ケア」が必要な子どもの受け入れに向けて、高知市の保育園で、小児科医による研修会が行われました。
高知県高知市の「ふくのたね保育園」では、病気や障がいなどで日常的にケアが必要な「医療的ケア児」を、2026年4月から受け入れることを目指して、体制の準備を進めています。
16日は小児科医の吉川清志医師を招いて研修会が行われ、系列の保育園の保育士と看護師、およそ20人が参加しました。

吉川医師は、子どもの体にチューブがついている場合に起きやすいトラブルや、その対応について紹介したほか、「子どもの将来を見据えた支援が必要だ」と話しました。
▼吉川清志医師
「子どもの『今』も大切だけど『将来』も大切なので、『支援を受けやすい大人になる』ことが大切です」
▼参加した保育士
「命に関わるような子どもたちを預かる『責任感』を、今まで以上に感じました」

▼ふくのたね保育園 北井美穗 看護主任
「新人保育士も、そして私も、一緒に学びながら『家族が安心して預けられる体制』を整えていきたい」
ふくのたね保育園は、「医療的ケア児にも集団生活を送ってもらい、社会性を養う機会を提供したい」としています。










