耐震性などに優れる木製のパネル「CLT」を使った集合住宅の建設現場で、大学や自治体関係者などを招いた説明会が開かれ、素材のメリットや施工の流れなどが共有されました。
高知県南国市では、建設会社「響建設」が高知県産材の「CLT」を使って集合住宅を建設していて、10日は現地説明会が開かれ、建設会社・大学・自治体などから50人ほどが参加しました。
「CLT」は、木の板を繊維方向が直角に交わるよう重ねたパネルで、コンクリートよりも軽く、耐震性、耐火性を兼ね備えているのが特徴です。この集合住宅では、建物の壁や床に「CLT」が使われていて、10日に行われた現地説明会では、参加者にメリットや施工の流れが説明されました。

◆広島から参加
「思った以上に断熱効果が高いのと、結露しないこと、そういった面でカビを発生させない住宅だと思うので、住む人にとって快適性が高まると思いました」
◆響建設 丁野敏明 社長
「CLTは他の構造よりずっと居住性が良いので、こういう集合住宅や、居住性のあるような介護施設、ホテルへの応用は幅広くできていくと思います」
「CLT」については、高知県も補助金を出して普及を進めていて、高知県内では昨年度までに、「CLT」を使って57棟の建物が建てられているということです










