葬儀後に見つかった花束…母は抱きしめ、泣き続けた

お母さんは誕生日の1か月前に「花束が欲しい」と大地さんにお願いしていたといいます。

▼渡邉明弘さん
「妻は、大地からの最後のプレゼントを抱きしめて、泣き続けました。私たちが15年間大切に育ててきた命が、事故が起こってからたった5時間で終わってしまい、母親の誕生日に息子が折り紙で作った花束をプレゼントするという微笑ましい光景を見ることができませんでした」

大地さんが亡くなった11年前の愛媛県では、大人も子どもも、ヘルメットをかぶる人は少なかったといいます。渡邉さんも、大地さんが高校に進学するタイミングで通学用の自転車を購入しましたが、ヘルメットは買いませんでした。