2024年9月、高知東部自動車道で1歳の男の子が死亡した正面衝突事故の裁判で、男の子の父親が証言台にたち、事故を起こした被告について「現行法で裁ける一番重い罪で裁かれてほしい」と述べました。

起訴内容によりますと、高知市の無職、竹崎壽洋(たけざき・としひろ)被告(61)は2024年9月、高知東部自動車道の香南やすインターチェンジ付近を運転支援システムを起動させて走行中、対向車線にはみ出してワンボックスカーに正面衝突。ワンボックスカーの後部座席に乗っていた1歳の神農煌瑛(かみのこうえい)ちゃんを死亡させるなどした過失運転致死傷の罪に問われています。

4日に開かれた2回目の裁判では竹崎被告の車のドライブレコーダーの映像が公開され竹崎被告が運転中に車内でシートベルトを外す様子や、衝突後、被害者の救護をせず自分の車を気にする様子が明らかにされました。また、煌瑛ちゃんの父、神農諭哉さんが証言台に立ち、「息子を助けられず申し訳ない。息子を返してほしい」「現行法で裁ける一番重い罪で裁かれてほしい」などと証言しました。

裁判を終え、報道陣の取材に応じた神農さん夫婦。2025年8月から始めた署名は3日時点で、およそ16万8000集まっているということです。

(神農諭哉さん)
「背中を押してくださっている人がいるという部分に関して、半端なことはできないなと、亡くなった息子に対してもそんな父親の姿を見せられないという気持ちはあるので、だから引き続き自分が納得できるまで戦い続けたい」

(神農彩乃さん)
「おかしいってこれだけ(多くの人が)言っているよということを、無視しないでほしいということはしっかり伝えていかなきゃいけない」

次回の裁判は4月13日で被告人質問などが行われる予定です。