冷たくなった息子の手…できなかった“ハイタッチ”
トラックが交差点に入る直前、右側の道から、車が出てきたといいます。トラックの運転手は、「その車に気をとられた」と話していたといいます。
救急車で病院に搬送されましたが、頭の骨が割れていて、脳からの出血が止まらず、事故から5時間後には心臓が止まり、大地さんは一度も目を開けることなく、亡くなりました。
▶渡邉明弘さん
「私たちは普段、家族が帰宅した時に、ハイタッチをして迎えていました。事故のあった日、家に連れて帰った大地は、もう言葉はなく、私たちは冷たくなった大地の手を自分の手に合わせて泣きました。この時から私たち家族は長く苦しい道を進むことになりました」
12月1日は、大地さんの母親の誕生日前日。葬儀の後、クローゼットからは、大地さんがこっそりと準備していたお母さんへのプレゼント”折り紙でつくった花束”が見つかりました。










