高知県土佐市では、ビニールハウスで栽培された土佐文旦の収穫が行われています。すっきりした酸味とともに濃厚な甘さがギュっと詰まっていて、生産者は「今年もおいしく仕上がった」と太鼓判を押しています。

みずみずしく、キラキラと輝く土佐文旦。JA高知県の戸波(へわ)温室文旦部会では、先月末ごろから「温室土佐文旦」の収穫が行われていて、いま、販売の最盛期を迎えています。7日は副部会長の松岡さんが23アールほどのビニールハウスで丹精込めて育てた温室土佐文旦の収穫が行われました。ビニールハウスで栽培された土佐文旦は露地で栽培されたものに比べ天候に左右されにくく、生産者のイメージに近い「甘みの強い、濃厚な味」に仕上がります。

(松岡葵アナウンサー)
「1房こんなに大きいんですね。いただきます!おいしいです!すっきりとした酸味と濃厚な甘さがぎゅっと詰まっています。プリプリっとした食感もたまりません!」

(JA高知県戸波温室文旦部会 松岡良輔副部会長)
「今年は、非常に天候がよくて、雨も長引くのではなくて、定期的に降ったのでよかった。糖度も(例年より)結構あったと思います。おいしく仕上がりました。基本はお歳暮用として作っている。親しい人などと年末にテレビ見ながら食べてほしい」

今年は台風の影響をほとんど受けなかったことから、去年と同様、およそ20トンの収穫を見込んでいるということです。収穫は来週まで行われる予定で、高知市の「とさのさとAGURI COLLETTO」や県内の量販店などで購入することができます。