特産品を無償で提供し、まちの魅力発信につなげようと、高知県越知町が高知大学で食育支援を行いました。物価高の中、米や野菜を受け取った学生たちからは感謝の声があがっていました。

この食育支援プロジェクトは越知町が学生や子どもたちに特産品を提供し、まちの魅力発信につなげようと企画。食材の提供は2025年で2年目を迎えます。物価高が続く中、高知大学朝倉キャンパスでは学生たちが長蛇の列を作るほどに。今回、提供されたのは越知町の農家が育てた米や食パン、規格外のキュウリやピーマンなどおよそ10種類で、支援費として企業からの協力金やふるさと納税などが活用されています。学生たちは「ありがとう」と感謝の声をあげながら食材を受け取っていました。

(高知大生)
「自炊していて生活費がかかるので、こういう取り組みがとてもありがたい」
(高知大生)
「米とピーマン、芋けんぴをもらいました。感謝の気持ちでいただきます」

(越知町企画課 吉田亮太 主幹)
「この取り組み自体にかなり支援をしてくれている人もいるので、その人たちの思いを引き継ぎまして、来年も再来年も続けていきたい」

越知町によりますと、今回の食育支援は高知大学と高知県立大学であわせて3000人分と2024年よりも規模を拡大しているといい、複数回に分けて提供するとしています。