高知市の20代の女性が、SNSで知り合った人物から架空のショッピングサイトの経営を持ちかけられ、サイトの運営費としておよそ400万円をだまし取られていたことがわかりました。
高知県警によりますと8月、高知市に住む20代の女性にSNSのダイレクトメッセージで、「副業に興味はありませんか」とメッセージが届き、「綾瀬(あやせ)さとみ」を名乗る人物とのやりとりが始まりました。女性は綾瀬に「売り上げの15%を利益として渡す」と言われ、カタログを販売するサイトの共同経営を始めたということです。

当初は綾瀬の金でサイトを運営することになっていましたが、途中から運営資金の振り込みを要求され、女性は9月14日から24日までの間、8回にわたり合わせて396万円を振り込んだということです。
県警によりますと、ショッピングサイトの運営費を要求したり、商品の仕入れを依頼しお金をだまし取ったりする手口が連続で発生しているということで、注意を呼びかけています。
2025年、県内で発生した特殊詐欺の件数は73件で、被害額は2024年より2億円以上増え、3億7800万円ほどとなっています。