高知県産和牛の1つ「土佐黒牛(とさくろうし)」を県民に知ってもらい消費につなげようと、高知市で試食販売のキャンペーンが行われました。
「JAファーマーズマーケットとさのさと」で26日から始まったのは、県産和牛の1つ「土佐黒牛」の試食販売キャンペーンです。「土佐黒牛」は、県西部や嶺北地域を中心に生産されているブランド牛の1つで、上質な脂の甘さが魅力です。

26日は生産者も参加し、訪れた人に焼いた土佐黒牛をタレや塩などをつけずに食べてもらい、肉本来の味をPRしていました。

(生産者 高知県肉用牛部会会長 横山大河さん)
「今の時期だと焼肉でしょうけど、黒毛和牛なので、これからは、すき焼きとか、しゃぶしゃぶもいいですね。サシ・霜降りが強い部分はしゃぶしゃぶで、おろしポン酢とかで食べてほしい」
(試食した人)
「味があっておいしいです」
(フランスの料理人)
「格別でした。とても良いです。チーズと混ぜると良い」
(試食した人)
「塩コショウがついていないと聞きましたが、甘くておいしかったです。そのままで食べられます」
(生産者・高知県肉用牛部会 会長 横山大河さん)
「黒毛和牛は全国的にブランドが乱立していますし、競争率も高いですが、高知県の数少ない農家の中で育った『土佐黒牛』というブランド。1頭1頭生産者が大切に育てているので、脂の甘み・肉の味などを味わってもらいたいです」

県産和牛肉の県内自給率は23%ほどに留まっていて、県は、キャンペーンなどを通じて消費拡大につなげ、まずは自給率30%を目指したいとしています。キャンペーンは県内およそ100店舗の量販店などで2025年いっぱい行われる予定です。