2024年の高知県の貿易収支が311億円あまりの黒字となったことがわかりました。ユズなどの食料品が過去最高の輸出額となっています。

県とジェトロ高知によりますと、2024年の県の輸出額はおよそ804億2100万円、輸入額はおよそ492億6400万円で貿易収支は311億5800万円ほどの黒字となりました。ロシアのウクライナ侵攻で高騰していた燃料価格が下落してきたことで輸入額が減少したことが黒字の要因と考えられています。輸出では化学窯業製品と食料品が過去最高となっていてこのうち、食料品の輸出額はおよそ30億3100万円でした。ユズや酒類、水産物などで企業が海外バイヤーとの商談を続けてきたことが成果につながっていると見られます。

県とジェトロ高知は「円安を追い風にし、海外でのさらなる販路開拓を進めたい」としています。