クルーズ船の寄港をビジネスチャンスにつなげようという講演会が高知市で開かれました。

高知商工会議所のメンバーらに講演したのは、クルーズ船で日本の文化などを伝えている田中恵美子(たなか・えみこ)さんです。クルーズ船の寄港をビジネスチャンスにつなげようと開かれました。高知県内には2025年、およそ100隻のクルーズ船が寄港する予定ですが、田中さんによりますと寄港先の情報や魅力をほとんど知らないまま訪れることが多いといいます。

(田中恵美子さん)
「英語の案内が不足している場所があるということですね。東京とかだと、着いた途端に英語の案内がありますので、そこに比べるとやっぱり英語が不足している」

また、観光客の年齢層を考え、紙媒体での案内用紙を準備したらいいことも説明していました。一方、高知ならではのおもてなしで評価が高かった取り組みもあったといいます。

(田中恵美子さん)
「バスから降りた時に拍手で迎えられた、そしてよさこい演舞、高知でされていますよね、そこに対するポジティブなフィードバックがすごく多かったです」

(参加した人)
「インバウンドでお客さんがよく来ているのは分かっていたんですけれど、実際どのようにして接したらいいのかが分からなくて、きょうで具体的に分かりためになりました」
「お客様が分かりやすく高知県内を観光できるように紹介できたらいいと思います」

参加者たちは、高知での滞在期間中にしっかりと魅力を伝えられるよう講演に聞き入っている様子でした。