30日、ロシアのカムチャツカ半島沖で発生した巨大地震を受け、高知県の沿岸部に発表されていた津波注意報は、午前10時45分に解除されました。

30日午前8時25分ごろ、カムチャツカ半島付近を震源とするマグニチュード8.8の地震が発生。県内の沿岸部には、津波注意報が発表されていましたが、気象庁は午前10時45分に解除しました。これに伴い、県内19市町村の沿岸部や河口に発表されていた避難指示も解除されています。これまでに県内の沿岸部では最大60センチの津波が31日午前4時7分に土佐清水市で、30日午後10時51分に室戸市で観測されたほか、中土佐町では40センチ、高知市で20センチの津波が観測されています。

県によりますと、これまでに県内で人的被害や物的被害はないということです。高知地方気象台は津波注意報が解除された後も、多少の潮位の変化が続く可能性があるとして海に近づく際は十分に注意するよう呼びかけています。