若い世代に選挙への関心をもってもらおうと、今回の参院選の徳島・高知選挙区と同じ候補者を想定した模擬選挙が、高知市の高校で行われました。

高知商業高校の全校生徒を対象にしたこの模擬選挙は、生徒たちが選挙権を得た時にスムーズに投票に行けるよう、「選挙は難しい」というイメージを払拭することが目的です。今回が初めての試みで、20日に投開票が行われる、参院選の徳島・高知選挙区の候補者に投票する想定で行われました。事前に授業で各候補者の訴えを学んできた生徒たちは、投票用紙を受け取り、記載台で記入して投票するまでの流れを体験し、選挙への意識を高めていました。

(まだ選挙権がない生徒)
「よりリアルさがあったと思います。(候補者の)名前が本当の人なので、この人はどんな人なんだろうというのをよく調べて投票したので、とてもリアルさがあったと思います」

(選挙権がある生徒)
「今は若者が投票に行く率が少なくなっていると思うので、他の学校でもこういう機会を増やして、若者の声が届いていったらいいと思います」

今後、模擬投票の開票が行われ、実際に投票した感想などを共有する予定です。高知商業高校は、「今後も若者の投票率向上に向けて、取り組んでいきたい」としています。