仁淀川の環境保全につなげようと高知県と3つの企業・団体が、「パートナーズ協定」を結びました。環境保全に加え、観光振興や地域活性化を目指します。
協定を結んだのは県と高知食糧、仁淀ブルー観光協議会、そして、仁淀川清流保全推進協議会です。仁淀川流域の美しさを守り、未来へ繋げようという協定で、11日、締結式が行われました。県と高知食糧は2011年から、清流保全に関する協定を結んでいて、今回初めて、「仁淀川」に特化した協定を加えた形です。高知食糧はこれまでにも、とぎ汁が川や海を汚染しないよう、無洗米の販売に力を入れていて売上額に応じて、清流保全の活動を行っている団体に寄付などを行ってきました。

新たな協定で観光事業者も加わったことで、川の保全だけではなく観光振興や地域活性化も期待されます。
(高知食糧 山﨑大輔 社長)
「『仁淀川』という日本で一番水質がきれいだと言われている清流にスポットをあてて、磨いて知ってもらう機会を作ることが、清流保全にも繋がりますし、仁淀川を中心に、県内外の方々に知っていただく機会を作りたい」

協定の期間は2028年6月末までの3年間です。