大阪・関西万博を活かして高知を盛り上げようと、高知県内の経済団体が「大屋根リング」に使われている県産木材を活用するよう県に提言しました。

6月4日大阪・関西万博の「大屋根リング」の木材を全国の自治体などへ譲渡することが公表されました。これを受け土佐経済同友会は「リングに使用された木材のおよそ40%は県産材で、世界に注目される建築物を支えた高知の木々は国際社会に向けて高知の存在価値を示す象徴」としたうえで、木材を県内に「里帰り」させて、様々な事業で活用するよう県に提言しました。具体的には県内の小中学校の机やイスに再利用することや、万博の記憶に触れる観光ツーリズムへの活用などが案としてあげられています。

(土佐経済同友会 高野一郎 代表)
「行政の方とか経済界だけじゃなくて、本当にですね、そういう案を子どもたちにもですね、いろいろ意見を聞いてですね、県民みんなで活用できるレガシー作っていきたいと思っています」

土佐経済同友会は7月に知事と進捗や活用方法について直接話し合う予定です。