特殊詐欺による被害が後を絶ちません。高知県の60代の女性が「税金の払いすぎがある」などという電話をきっかけに、現金およそ50万円をだまし取られていたことが分かりました。

高知県警によりますと、3月28日、香南市に住む60代女性の家の固定電話に「市役所です」「税金の払いすぎている分があるので返さないといけません」などと男から電話がありました。

女性が男に振込先の銀行を伝えると、金融機関の職員をかたる別の男から電話があり「返金についてはATMでできます」「量販店のATMに行ってください」などと言われました。

女性はその後、指示されたATMに行き、金融機関の職員をかたる男に電話をかけ、指示どおりにATMを操作した結果、およそ50万円をだまし取られたということです。

高知県内での今年の特殊詐欺の被害額はおよそ1億431万円にのぼっています。