高知銀行は現在の河合祐子(かわい・ゆうこ)副頭取が新しい頭取に昇格する人事を内定したと発表しました。女性が地方銀行のトップになるのは全国初めてです。
高知銀行は27日の取締役会後に開いた会見で河合祐子副頭取を新しい頭取に昇格する人事を内定したと発表しました。河合氏は静岡県出身の60歳。外資系銀行を経て2003年に日本銀行に入行し、日銀高知支店長を務めた経験もあります。高知銀行には2023年7月に副頭取として入り、今回女性として初めて地方銀行のトップになることが内定しました。海治勝彦(うみじ・かつひこ)頭取は河合氏の選任理由として豊富な人脈とデジタル化やDXに精通していることをあげ、「新しいやり方をスピード感を持ってやってほしい」と期待を述べました。

(新頭取に内定 河合祐子 副頭取)
「行員一人一人、行員の家族も含めてみんなが幸せに働ける銀行を作りたい」
このほか現在の森下勝彦(もりした・かつひこ)会長は相談役に海治頭取は会長に内定していて、2025年6月下旬に予定されている株主総会を経て正式決定する方針です。