高知市のクリーニング工場の跡地から有害物質が検出されていた問題で、事業者が報告していた数値が誤っていたことが分かりました。

汚染が報告されたのは高知矢崎商事が管理していたクリーニング工場の跡地です。高知市によりますとこの工場の工場閉鎖に伴う調査で、発がん性などが指摘されている有害物質クロロエチレンが検出されていました。当初、地下水の汚染濃度について国の基準値の16倍にあたると報告されていましたが、高知市が再確認を求めたところ、会社側が数値を誤って認識していたことがわかり、実際は基準値の50倍だったということです。

高知市は近隣住民に地下水を飲まないよう呼びかけるとともに付近の調査を進めていておよそ1か月程度で結果を公表するとしています。