高知海洋高校の実習船がおよそ2か月間の航海を終え、高知に帰港しました。

1月11日に高知を出航した「土佐海援丸」。およそ2か月間、日本からおよそ4000キロ離れた北太平洋でマグロのはえなわ漁や海洋観測実習などを行い、10日、13人の生徒を乗せて帰港しました。

水揚げ量はメバチマグロやキハダマグロなど278匹4.8トン。海水温の上昇や天候不良により例年に比べて少なかったということです。港には久しぶりの再会を楽しみにする家族の姿が。

(保護者は)
「久しぶりに会うので、どんな顔になっているかと思っています」

「おつかれ、ようがんばったね」

(海洋学科2年 航海コース 池上敬梧さん)
「厳しい中でつらいことや、いろいろなことがありましたけど、楽しい航海でした。規則正しい生活ができるような船内生活になっていたので日常にも入れ込みたいと思いました」

(機関専攻科1年 宗石徠楽(らいら)さん)
「やっと高知に帰ってきて、うれしいなという感じです。操業とかもマグロ獲る作業とかも最初(初実習)よりは動けるようになりました。船に関わる仕事ができれば良いなと今は考えています」

水揚げされたマグロなどはツナ缶に加工され、11月の文化祭などで販売される予定です。