一次産業の復活を目指し25日、高知県四万十町で小学生らがクリの苗木を植えました。実を収穫できるのはおよそ5年後です。

四万十町大井川にやってきたのは十川小学校の1年生と昭和小学校の1、2年生合わせて11人です。

“地栗”のスイーツなどを扱う地域商社、『四万十ドラマ』は環境に配慮した農法の“しまんと流域農業”で一次産業の復活を目指していて、その一つがかつて盛んだったクリの栽培です。生産者が高齢になり収穫量が少なくなる中、3年前から耕作放棄地を整備して苗木を植え、クリを育てています。

参加した小学生たちは1メートル20センチほどの苗木を植え付け、土をかけていきました。植えたのは2つの品種、合わせて15本です。

(児童)
「楽しかったです。土、掘るところ」
「大きくなったらいいです」
「きれいなおいしい実になったらいいと思います」

苗木は順調に育つと5年ほどで実が生り収穫ができるということです。