濃厚な甘さとたっぷりの果汁が魅力の柑橘「せとか」の収穫が最盛期を迎えています。生産者らの丁寧な管理で甘味と酸味のバランスがとれた味に仕上がっています。
鮮やかに熟した柑橘、「せとか」。

濃厚な甘さとたっぷりの果汁が特徴で「柑橘の女王」とも呼ばれています。
JA高知県香美地区では、148アールのハウスで「せとか」が育てられていて、収穫の最盛期を迎えています。

このうち高知県香南市の野村圭司さんのハウスでは18日朝、一つ一つ、丁寧に摘み取られていました。

(坂根優菜 記者)
「とれたてせとかいただきます。果汁が溢れだします。早くもう一口食べたいです」

水を与えすぎると甘さが落ちるという、せとか。糖度が上昇する2024年の秋ごろに雨が多く降ったため、苦労したといいますが、生産者らの丁寧な水の管理で甘味と酸味のバランスがとれた味に仕上がっているということです。

(JA高知県香美地区 果樹部せとか部会 野村圭司さん)
「包丁でくし切り型にカットしてから皮むいて、一口で食べたもらえたら。甘みと果汁の多さを楽しんでもらえたら、幸せな気持ちになると思う」
JA高知県によりますと2025年は前の年より3トンほど少ない、35トンほどの収穫を見込んでいるということです。収穫は3月中ごろまでで、4月上旬ごろまで県内の量販店などで販売されます。