高知の伝統的な凧「土佐凧」を上げるイベントが高知県香南市で開かれ、子どもたちの歓声が響きました。
このイベントは野市町土佐凧保存同好会が毎年この時期に開いています。会場近くの高知龍馬空港では午前中に風速8.1メートルを観測するなど、凧あげには少し風が強すぎるコンディションでした。

それでも風に負けず宙を舞う土佐凧からお菓子の引き換え券が撒かれると、集まった大勢の子どもたちが夢中になって追いかけていました。
◆子ども
Q何枚取れた?「いっぱい…」
◆凧あげ体験した男性
「子どもたちが景品の引換券にかけ寄っていく姿がすごくほっこりしていいイベントだなと感じている」
凧あげ体験した男性
「風がこんなに強いので本当に飛ぶのかなとすごく不安だったんですけど長時間飛んでとても楽しかったです」

また、大きさが16畳分ある凧も大人30人がかりであげられました。本来、イベントの目玉は百畳分もの大きさがある大凧ですが、去年のイベントの際に壊れてしまい、まだ修理ができていません。保存同好会は土佐凧の伝統を守るためにも、まずは30畳の大きさの凧の作り方から、次の世代に引き継いでいきたいとしています。