高知海上保安部に、新たな大型の巡視船「うらど」が就役しました。海の安全を守る存在として活躍が期待されます。
巡視船「うらど」は、2024年まで高知海上保安部に配属されていた巡視船「さんれい」に替わって、2025年に1月14日に高知海上保安部に就役しました。
「うらど(PL-86)」は、これまで沖縄の石垣海上保安部で巡視船「いけま」として運用されてきました。高知海上保安部に配属されたことで、高知の浦戸湾にちなんで「うらど」と改名されています。
全長96m、総トン数1500トンと大型で、「さんれい」より航行海域が広がり、ヘリポートなどを備え、既存の大型巡視船「とさ」より速い時速45キロで航行できます。
▼巡視船「うらど」山下浩一郎(やました・こういちろう)船長
「取り締まりや、今言われている南海トラフ地震など自然災害への対応、これらに的確に対応していきたい」
近年、海上権益をめぐって国際情勢が緊迫化する中、急務となっている治安確保のためにも活躍が期待されます。