寒さに耐えながら防火や地区の安泰を願う伝統の『水浴びせ』が高知県大月町で行われました。

大月町古満目(こまめ)地区に伝わる『水浴びせ』は、360年余り前に起きた火事で地区の大部分が焼けたことから防火や無病息災など地区の安泰を願って始まったとされています。

春日神社の階段の下に浴衣姿で座った高校生や社会人ら13人に地区の役員らが海水を浴びせます。濡れた浴衣で体が冷えてくる中、若者らはグッと寒さに耐えていました。
▼髪を束ねた男性
「気分は…最高です!」
▼3回目参加の高校生
「やっぱり寒いです。1回、2回と来ているので3回目も最後まで耐えきって、という感じで…」

地区を練り歩き神社に戻った若者らは再び洗礼を受けます。

▼地元の見物客
「いいですよね、祭りというのは…」「いい年であって欲しいと思います。」
また、高校生2人が岸壁から海に飛び込み、新年への決意を新たにしていました。