サッカーJFL首位の高知ユナイテッドSCは、6日に2位栃木シティとの直接対決で0対2と完封負けしました。栃木との勝ち点差はわずか“1”に縮まりました。
勝ち点差「4」で迎えた2位・栃木シティとのホーム直接対決。ユナイテッドは前半30分、相手にコーナーキックのチャンスを与えると、ゴール前で弾んだボールを栃木の表原に沈められ、先制されます。

さらに39分にも攻め込まれ、相手のクロスをキーパー大杉が弾くも、こぼれ球を栃木の田中パウロ淳一に叩き込まれ、リードを広げられます。

2点ビハインドのユナイテッドは前半ロスタイム樋口が自分で持ち上がり最後は東家!相手選手にクリアされます。
エンド変わった後半、左ウイングバックに上月(こうづき)を投入したユナイテッドは、4分、その上月がオーバーラップしクロスを上げますが…

東家が合わせることができません。
後半16分、ユナイテッドは右ウイングバックの吉田が前線の小林心にクロスを入れ、こぼれ球に瀬尾が反応しますが枠をとらえきれず。45分には再び瀬尾が決定機を迎えます。相手ゴールキーパーにセーブされました。

結局ユナイテッドは0-2で敗れ、2位栃木との勝ち点差はわずか“1”となりました。
(高知ユナイテッドSC 吉本岳史 監督)
「自分たちの良さの奪ってからの前に向かう姿勢というのは、ほぼほぼなかったかなと。相手のプレッシャーを感じたのか前に行ける状況でも後ろに下げてしまっていた。そこでミスが繋がって相手の脅威になれなかったというところに関しては、成長しなければならない場面かなと思います。彼らは何とかしてゴールに、1対1でもゴールに向かおうとする姿勢を見せたなかでそれが難しかったら、違う選択肢がある。我々は単純にボールを持っていても、ボールを持つのが怖いのかなと、1人1人が。勝ち点を選手が感じているんですかね。なんかそういう部分で思いきりがなくなってしまったりとか、今の順位を守ろうとしているというのは非常に感じています」
ユナイテッドは次節アウェーで横河武蔵野FCと対戦します。J3昇格のためには2位までに入ることが絶対条件。1試合ごとに順位が入れ替わる可能性があるなかで、ユナイテッドは正念場を迎えています。
※6日の観客は2986人(ホーム戦残り3試合で3776人・1試合平均1255人が入れば観客数は満たす)
※1位はJ3自動昇格、2位はJ3の19位と入れ替え戦