吉田沙保里さんが2人に贈った言葉とは
3歳から高校まで同じ環境でレスリングに励んできたつぐみさんと幸大郎さん。大学からは別々の道に進んだが、「オリンピックで金」という同じ目標を持ち続け、その努力がパリで花開いた。
今後のことについては、対照的なコメントが返ってきた。
■清岡幸大郎さん
「パリオリンピックが終わってすぐに2連覇を目指したいという気持ちになったので4年後のロサンゼルスオリンピックに向けて、また支えて下さった方たちに恩返しができるよう頑張りたいと思います」
■櫻井つぐみさん
「終わったばかりで気持ちの切り替えがまだできていなくて。しっかり充電して今後のことについては、それから考えたいと思います」

パリ五輪3連覇を成し遂げている吉田さんは自身の経験から、2人にこんな言葉を
贈った。
■吉田沙保里さん
「終わったばかりで、今はいろいろなところに引っ張りだこで大変だと思うけれど金メダルの喜びを、また次の目標、夢に変えてもらって。幸大郎選手が連覇を目指したいということで頑張ってほしいです。つぐみ選手には、休んでいる間にまた次を目指そうと思うかもしれないし、そこは自分の人生なので、自分で決めて人生を楽しんでもらいたいなと思います」
アスリートとして歴史に残る活躍をし、喜びも苦しみも味わってきた吉田沙保里さん、豊ノ島さん。ビッグなゲストからの祝福を受け、2人はまたそれぞれの目標に向かっていく。
9月29日には、2人の出身地、高知市や香南市で凱旋パレードが予定されている。そこで2人はどんな表情を見せてくれるのか。「高知家」の人々が、92年ぶりの快挙をお祝いしようと、その時を待っている。