高知市に四国初となる「都市型ワイナリー」が誕生しました。世界でも珍しい食用ブドウから作られたマイルドなワインを購入できます。
高知市廿代町に今週土曜日にオープンするのは「よさ来いワイナリー」の醸造所です。畑のそばではなく都市部に存在する「都市型ワイナリー」と呼ばれる形態で四国では初めての稼働となります。
南国市の自家農園で育てたブドウを使い、2021年から、県外の醸造所に委託する形でワインを作ってきました。このほど元々歯科医院だった建物を改築して醸造所を作り、去年10月から、念願だった自家醸造に取り組んでいます。
(尾上七海 記者)
「よさこいワイナリー初の自家醸造ワイン『Hat‐Chiken(はちきん)』いただきます。ワイン特有のツンとした感じが少なくて飲みやすいです。後味はビターで食事にも合いそうな味わいです」
「よさ来いワイナリー」のワインの特徴はワイン用のブドウではなく食用のブドウを使っていること。粒が大きく、水分量の多い食用のブドウを使うことで濃すぎず繊細な味わいを実現していて、現在は5種類を取り扱っています。
(よさ来いワイナリー 窪内靖治 代表)
「2021年から活動してきて3年間かかってここまでできて、ようやく来たなという感じ。うちのワインってみなさんが思っているのと全く違う。『私ワインはちょっと』という人にぜひ飲んでほしい。そういう人が『これなら飲める』とおっしゃるので、ワイン好きな方はもちろん『ワインはあまり…』という方にもぜひ一度飲んでもらいたい」
よさ来いワイナリーの醸造所のオープンは16日です。5月ごろには現在仕込んでいるものを含めて10種類ほどに増やし、店内でもグラスワインを楽しめるようになる見込みです。