現在、パラ陸上で2番目に障がいが重いT12クラスで戦う石山選手ですが、競技転向は2022年のことでした。

「中学の頃から目が悪いこと自体は淡く思っていたので、できているから大丈夫なのかな、ハンデではないのかなと思ってはいたんですけど、受診したら指定難病ですよって言われたので…」
陸上を始めた中学時代にも見えづらさは感じていたものの、1人で記録を伸ばす楽しさの方が上回っていました。新田高校で始めた三段跳びでは、インターハイにも出場しました。

ただ、病は徐々に進み…
「落ち込んでる時間、もったいないなって思って」
聖カタリナ大学3年生でパラ陸上へ。パラリンピック種目にある走り幅跳びへの挑戦を決めたのです。