愛媛県新居浜市の一家3人を殺害した罪に問われている男の初公判が6日、松山地裁で開かれました。
法廷では、被告が起訴内容を認めたほか、最初に現場に駆け付けた元警察官が証言台に立ち、事件当時の様子が証言されました。
起訴状などによりますと、住所不定で無職の河野智被告(56)は、おととし10月、新居浜市垣生の住宅で岩田友義さんと妻のアイ子さん、三男の健一さんの胸などをナイフで突き刺し、殺害したということです。
松山地裁で開かれた6日の初公判で、河野被告は起訴内容を認めたうえで、弁護側は、犯行時善悪の判断が全くできない「心神喪失状態だった」と無罪を主張しました。