
次に向かった先は、エンジンルーム。最上階から地下へ進みます。
白い光が照らし出す廊下には、整然と並ぶパイプ。その先の部屋を目指して、ひたすら歩いて、歩いて、歩くと、いくつものフロアを貫いて鎮座する金属の塊が。巨大船を動かすエンジンです。先にエンジンを積み込んだ状態で、船を組み上げたそう。

約6万1600馬力を発生させるこのエンジンが、直径約10メートル、重さ100トン近いプロペラを回します。
ついに出港! 工場長「我が子の結婚式のような…」

(城 健大呂記者)
「巨大なスクリューが回り始めました」
完成した巨大船が、ゆっくりと岸壁から離れていきます。この日、建造に携わった多くの人に見守られて、造船所を離れていきました。