②屈強な体を作るスタミナ飯

松山市や県外出身の選手が多く在籍する相撲部は、下宿先で生活をともにしています。食べることが稽古の1つでもある部員たちが夕食で炊くご飯の量は3升。ラーメンの器で2〜3杯は食べています。

そしておかずも、2つの大きい寸胴鍋に山盛りのみそちゃんこに、煮込みハンバーグ、そして豚しゃぶなど、マネージャー特製のご飯が並びます。

③地域住民の支え

さらに、親元を離れて下宿する相撲部を知った地域の方から、毎日差し入れが届きます。

差し入れをするのは、惣菜やパンの販売をする山下由美さんです。

山下さん
「15歳で親元を離れて違う土地で生活するのは結構きつい。この土地にきたこの子たちには食べることだけは精一杯お手伝いできる。それしかできない」

1日7食も食べる生徒もいる相撲部にとって、山下さんは欠かせない存在となっています。