5日分の賃金を従業員に支払わなかったとして、宇和島労働基準監督署は、愛媛県宇和島市の社会福祉施設の運営会社と、取締役の女性を松山地検に書類送検しました。
最低賃金法と労働基準法違反の疑いで書類送検されたのは、宇和島市の「別当」と、この会社の取締役で、労務管理責任者の女性(90)です。
労働基準監督署によりますと、この会社は、男性従業員に対して、2022年11月1日~6日までの5日分の定期賃金と深夜労働に対する割増賃金、計約4万円を支払わなかった疑いが持たれています。
労働基準監督署は、認否を明らかにしていません。
なお、定期賃金を支払わなかった容疑が最低賃金法違反、深夜割増賃金を支払わなかった容疑が労働基準法違反にあたるということです。