愛媛県伊方町にある伊方原発3号機で確認されていた冷却水に含まれる放射性ヨウ素濃度の上昇について、四国電力は、燃料集合体2体から漏れているのが確認されたと公表しました。
 
 伊方原発3号機では去年3月、一次冷却水に含まれる放射性ヨウ素の濃度の上昇が確認され、先月22日には通常のおよそ10倍になっていました。

 放射性ヨウ素の濃度は運転停止の基準を大幅に下回っていて、四国電力は先月始まった定期検査にあわせ、157体ある燃料集合体を取り出し点検を行っていました。

 その結果、2体から放射性ヨウ素が漏れているのが確認されたということで四国電力は、燃料棒に小さな穴があいている可能性があるとみて漏えいの原因を調べることにしています。