老人ホーム入居をめぐり、愛媛県松山市の80代女性からカネをだまし取ろうとしたものの詐欺と見破られ、未遂の疑いで男3人が逮捕されました。
詐欺未遂の疑いで逮捕されたのは、いずれも埼玉県の自称会社員・高松紫恩(しおん)容疑者(22)と、山田拡樹(ひろき)容疑者(21)、それに「受け子」役を引き受けた18歳の会社員の男です。
警察によりますと、高松容疑者と山田容疑者らは、去年12月、松山市の80代の女性に電話を掛け、老人ホームの入居をめぐり名義貸しを依頼。
その後、再び電話を掛け「名義貸しは犯罪」「解決料に1000万円が必要」と嘘を言い、宅配便で現金を送らせようとした疑いがもたれています。
不審に思った女性は警察に通報した上で「だまされたふり」をして、指定された都内のマンションに宅配便を送付。
張り込んでいた捜査員が、荷物を受け取った18歳の男を現行犯逮捕しました。
その後の捜査により「受け子」への指示役と勧誘役を務めていたとみられる高松容疑者と山田容疑者を逮捕しました。
警察は、余罪など捜査していく方針です。