新たな砥部焼の誕生です。伝統を残しながらも、現代の生活様式に合うようデザインされた砥部焼の先行販売が始まり、6日、完成した商品がお披露目されました。
シンプルで洗練された白磁の器。白に映える柔らかな青が、砥部焼ならではの温かみを感じさせてくれます。6日、3つの窯元の代表らが、愛媛県の田中副知事に新商品の完成を報告しました。
砥部焼の愛媛県外や海外での知名度アップを目指す愛媛県は、去年7月から、伝統産業の海外展開などを支援する京都の企業や東京在住のデザイナーらと連携し、砥部焼の販路拡大をサポートする事業を進めてきました。
プロジェクトのテーマは”海を越えて届けたい”。ぽってりと丸みを帯びた「玉縁」など従来の砥部焼らしさを残しながらも、現代の生活様式に合ったシンプルでシャープな印象に仕上がっています。
(すこし屋 松田知美さん)
「改めて砥部焼のことを外から見たデザイナーさんの目から見た意見を取り入れながら作ることで、また新しい砥部の魅力みたいなものを引き出して頂いたのかなと思う」
新たなデザインの砥部焼はクラウドファンディングで2月末まで先行販売され、その後、それぞれの窯元が一般販売も予定しているということです。