19日夜、大分から八幡浜へ向かっていたフェリーと貨物船が衝突する事故がありました。フェリーには当時、乗客32人が乗っていましたが、けが人はいませんでした。
大分海上保安部によりますと、事故があったのは豊後水道の海上で、19日午後6時半ごろ、大分県の臼杵港から愛媛県の八幡浜港へ向かっていた九四オレンジフェリーの「おれんじ四国」と、外国船籍の貨物船「ルビナ」が衝突しました。
このうちフェリーには乗客32人と乗組員11人が乗っていましたが、けが人はおらず、船の右側を破損したものの、自力で航行して八幡浜へ入港しました。
貨物船の乗組員20人にもけがはなかったということです。
また、この事故による浸水や油の流出は確認されていないということです。
現場は、大分市佐賀関沖の「高島」から東へおよそ5キロの海上で、事故当時、海上の視界は良く、風速は7メートル程度でした。
海上保安部は今後、双方を業務上過失往来危険の疑いで調べる方針です。
九四オレンジフェリーでは、往復14便を8便に減らして運航しています。








