愛媛県新居浜市に住む自閉症のアーティスト、石村嘉成さんの作品展が松山市の県美術館で開かれています。

会場には石村さんがアクリル絵の具で描いた動物の絵や版画など500点以上が並んでいます。

石村さんは、2歳の時に判明した自閉症と向き合いながら創作活動を続けています。

とべ動物園のシロクマ「ピース」を描いた「誰かを待っているシロクマちゃん」は、今年5月の全国植樹祭で天皇皇后両陛下がご覧になりました。

(石村嘉成さん)
「こだわりはハート型の鼻、そしてキラキラしている目。天皇皇后両陛下から「目がキラキラしていますね」とおっしゃっていただきました」

一方、こちらのピースの絵は、再来年に愛媛で開催される国民文化祭と全国障がい者芸術・文化祭の広報大使に就任して手掛けた第一号の作品です。

さらに全長26メートルにも及ぶ巨大展示「THE WALL」はおよそ10年分、243点にのぼる作品が飾られています。

(石村嘉成さん)
「10年前に描いたジャクソンカメレオンです。輪郭線が残っていてくっきりしています。そして10年後、輪郭線がなくなって蛍光ピンクの位置関係、色やうろこの細かいところ、そして大まかな形の捉え方ができるようになりました」

このほか、とべ動物園のボルネオオランウータン「ジェニファー」など、会場には色彩豊かで生き生きとした動物たちの絵が並び訪れた人を魅了しています。

(石村嘉成さん)
「みなさんぜひ見に来てください。そして生き物たちの鼓動を感じ取ってください。お待ちしています」

「石村嘉成展」は23日まで開かれています。